2019/10/27
ギフテッドという言葉があって、ウィキペディアによると生まれついて同年代の人より並外れた才能がある人を言うらしい。まさにJaco LIU 15歳はギフテッドと言える。
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2019年10月5日にベトナム・ホーチミンで松井祐貴のライブがありAyersもSKYSONICも協賛していたので、私も行きました。
所が今回は松井祐貴ソロライブではなく、天才ギター少年として数年前から中国では動画で注目されていたJaco LIU ことリュウ・ジャージュオと2枚看板なのです。
もちろんベトナムでの松井裕貴の知名度はYouTubeにより圧倒的なので、松井祐貴ライブというのが本当のところです。しかし、今回はフィンガースタイル・チャイナがバックアップしているライブなのです。
フィンガースタイル・チャイナの社長、デイビットLEEも来ておりました。彼が今最もプッシュしているのがJaco LIU 15歳なのです。
このライブで私は正直度肝を抜かれるという日本語がまさにぴったりなほど驚いたのです。
Jacoのギターの音が素晴らしいのです。特にメロディーが世界レベルのトッププロしか出せないような美しいフレーズが出てくるのです。
実は正直に言いますと、最近ソロギターのCDはほとんど聞いていないのです。その理由は簡単で芸術性がイマイチ高くなく、つまりJ-POPをソロギターにしたような曲が多いために長時間聞いていられなくて、一回聞いてあとは聞かないという状態だったのです。
何年経ってもヘッジスが古く感じないのはやはり芸術性が高いからだと思います。
Andy Mckee を多くの人が高く評価するのも同じで彼の作曲は芸術性が高いからだと思います。
テクニックがすごい人はもちろん沢山いるのですが、自身が作る曲の芸術性が高いというのは重要な要素の一つだと思います。
ライブ会場で彼のアディダスのようなスポーツ服と、ギターから出てくる成熟した音のギャップにまた驚かされます。タッピングの技術も半端なく、恐ろしく正確なベースラインを刻みながら美しいメロディーを乗せてきます。もはや別次元の演奏レベルと感じました。
ギターは何を使って、ピックアップは?機材は?というレベルを超えた、本来の演奏の次元が違う事を感じました。
もちろんステージはしゃべりから立ち居振る舞いまで、すべてが関係するのでステージ慣れしている松井さんの存在感は圧倒的でした。
松井さんのサインが欲しくて並ぶ人の列がすごい。
でも、私の耳にはJacoの演奏がこびりついてしまいました。
デイビッドLEEがJacoをプロデュースしたいという気持ちがわかります。
ライブ終了後、デイビッドLEEからJacoのファーストCDを頂きました。
CDケースを開けてみたらなんとUSBだったのです。
3つのビデオとアルバムがデータで入っていました。もはやCDの時代ではないと思いました。驚かされたのはドイツでレコーディングされたCDの音質です。
もちろん演奏も素晴らしいです。そしてJacoのオリジナルの曲もJ-popのようではなく、もっと芸術性が高いソロギター音楽なのです。
これには正直驚かされました。15歳でここまでの領域に達する事が出来るのか!
これはギフテッドとしか言いようがありません。日本のアニソンもアレンジして入っていますさすが中国の若者。
それでデイビッドLEEに連絡してドイツのレコーディング風景を収めたビデオをYouTubeにアップすることを勧めました。でも彼にも何か計画があるらしく、別の曲からYouTubeにアップされてリンクが送られてきました。
この曲はテクニックが強調された曲ですが、彼の曲は他にもっと深みがあるすごい曲があります。今後のYouTubeのアップロードが楽しみです。
Tommyも12歳からプロミュージシャンだったと言います。やはり天符の才は存在します。
私が10代のギフテッド・ギタリスト3人と思うのは、マレーシア人で英国留学中のメルビン、日本の西村ケント、Jacoリュウ。いつかU-18アコギスト・ライブを見てみたいと思いました。
演奏家になるために生まれて来た、3人の異なる個性を同時にぶつけ会えないか?見てみたい。
日本に呼びたいけど方法がわからない場合は取り次ぎますよ。
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