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niioka

ギターエッセイその16 プロレコーディングを経験しよう! 本物の音楽CDを作ろう! 赤坂工芸でのCD製作の薦め



自分のギターオタク人生を振り返ってみると,分岐点というか重要なポイントがいくつかあります。


その一つはエレアコを使っていた時代からラリヴィーのCボディを買ったこと。


もう一つはCDをレコーディングしたこと。


20代の半ばだったか,その頃は今思うとただ少しギターが上手に弾けるというレベルだったと思います。 正直言うとギターのことも演奏のこともも良くわからない時代でした。


でも,このCDのおかげでその後いろんなところで演奏の機会が出来たり,自分の演奏のレベルアップにもなりましたし,くじけそうな時の励ましにもなった気がします。

(o⌒.⌒o) ウムウム


大切なことですが,プロのレコーディングを通して,プロとして音響の仕事をしている人たちのレベルを知り,自分がやっていたオーディオマニアの次元とは全く違う音の世界があることを知ったのです。

例えるなら,店の中で一番いいギターはヤマハの合板ギターという田舎町の楽器店しか知らないギター少年が,突然東京の御茶ノ水のアコギ専門店入ってしまった感じですね。


どれもすごいのはわかるのですが,何がどれくらい,なぜすごいのかさっぱりわかりません。


私もそんな感じでした。でも次第にその音の世界がわかってくると,自分の感性もより磨かれて,ブランドとかネームバリューではなく音の本質とか,実際の価値に注目するようになって行ったと思います。

特に,自分が演奏して録音したCDを再生したあと,同じシステムでヘッジスのCDを聞かせてもらった時の衝撃は忘れられません。

演奏レベルは世界のヘッジスと若い頃のまだギター講師でもない私とでは天と地ほど差があるにも関わらず,出てきた音は私の演奏の方が音楽として迫ってくるものがあったのです。



(; ̄Д ̄)なんじゃと?



ヘッジスのCDは音がぺらっと薄く聞こえてしまうのです。音に奥行きがないのです。


当然ギターマニアにとっては演奏がどうか,奏法がどうかが最も重要ですね。 良い音かどうかはそれほど重要ではないと思います。


でも,一般の音楽が好きな人が対象だった場合はどうでしょうか。


演奏と同時にCD音質の説得力が相まってもっと音楽が力をもって人に伝わると思うわけなのです。

トミーの演奏技術のすごさはギターの選択,ラインの音作り,会場のPAもすべて含めて伝わるのと一緒だと思います。 もしも彼のCDやライブが昔のAMラジオのような音質とか電話のような音質だったりするとやはり感動は伝わりませんよね。

時々私にメールを下さる方の中でリンク先に自分の演奏を聞けるようにしておられる,プロ,セミプロの方がおられます。ソロギターですごいなという人もいます。 弾き語りでも技術というよりも表現力の部分で,すごいなと正直感動するレベルの方もおられます。


もしも,あなたがすでに人前で時々演奏することがある人ならばあなたにぜひお勧めしたいことがあります。

プロのレコーディングを経験してみることです。赤坂工芸でCDを作ってみることです。

(私は赤坂工芸からCDしかもらっていませんよ。純粋なおすすめですね。  (* ̄m ̄) ププッ)


実は最近赤坂工芸をL-00typeBを持って訪問してみました。


なぜかと言うと,所長がシステムの一部を変更した結果音質がさらにグレードアップしたというのです。 それがあまりにすごいから一度来てくれということだったのです。


なんと昔録音した音源でも今の新しいマックと新しいプロツール(ソフトウエア)を使い,最新のプラグイン(エフェクトのソフト)を使うと以前にはできなかったレベルでのレコーディングとマスタリングができるというのです。

しかも信じがたいのですが,大手のレコード会社が作ったCDをCD音質の4倍のサンプリングの176.4Kの24ビットデータで受け取って,赤坂工芸でマスタリングして,最後は44.1Kの16ビットというCD音質に落して,このCDの方が元のデータの音質よりはるかにいいというのです。


(」゜ロ゜)」 ナント!!


例えるなら,CDをPCで読み込んで加工して1/4データのMP3にしたらその方が音が良いという話ですよね。 普通に考えるとあり得ないことです。

そうなら48Kも96Kもあまり意味がないですよね。 でも実際にあり得たので,もっと音質に重要な要素は何かという話になってきます。


という電話を受け取ったので,私は東京メトロの乃木坂で降りてミッドタウンの裏手にある赤坂工芸へ向かったのでした。


乃木坂の次の駅赤坂はテレビ局TBSとか赤坂サカスとか有名な場所もありますね。 ライブの音響が最高にいいとうわさの赤坂BLITZもありますね。

乃木坂駅2番出口から右へ進んで,おしゃれなカフェを横目に見ながら公園を抜けて細い道を右へ右へと回っていくとそこに赤坂工芸はあるのでした。 いつもの笑顔で石渡所長が迎えてくださいました。

さっそくうわさのCDを聞かせてもらいます。最初は大手レーベルが作ったCDの元データです。


♪ じゃじゃじゃーん

(o⌒.⌒o) ウムウム   悪くありません。


細かくいろんな楽器の音が聞こえてきます。これならSTEREOという雑誌の録音評価で8点台でしょうね。



次に赤坂工芸でマスタリングした同じCDです。 これはビットレートがCDと同じ44.1Kですので,元データからすると1/4のデータサイズなので,MP3になった感じです。


♪ じゃじゃじゃじゃーん

\(◎∠◎)/オウ~ビックリデース


すご過ぎます。サックスが目の前に迫ってきます。 ドラムもハイハットの刻みが違います。すべての楽器が一つ一つの音が前に出てきて迫ってきます。 これはSTEREO誌の評価ならおそらく9.8以上が付くと思います。満点に近いでしょう。


これを聞いてしまうと元のデータは超平凡な2次元の感じがしてしまいます。

(T_T) ウルウル


他にも赤坂工芸で最近マスタリングされたCDを聞かせてもらいます。すべて44.1Kの普通のCDですが驚きで声が出ます。


ジャズピアノのCDはこれまたすごいのです。 超ナチュラルでいやされますが,これが本物のピアノではないというのです。

(」゜ロ゜)」 ナント!!


ローランドの鍵盤なのです。これはプロでも聞き分けられないと思います。 ソフト的にピアノの響板をどれくらい開くかまで設定できるというのです。


これならピアノ弾き語り,ジャズピアノセッションはこの鍵盤だけで録音がOKですね。音がいいです。ノイズは皆無ですし。


次々と最近マスタリングされたCDを聞いているうちにこのマスタリングというある種の芸術というかマジックがわかってきました。


アルグム2もマスタリングをやり直したバージョンを聞かせてもらいました。

ウォーターイズワイドのイントロが始まります。

♪ ズンタンタンタン ズンタンタンタン ズンタンタンタン ズンタンタンタン

(ノ_・、)   ポロリ


涙が出ますね。本当にギターの音がします。 ボディの胴鳴りが見事に再現されています。指先が弦に触れる感じも見事です。

音の情報量が多くてこれを聞いた後,普通のアルグム2を聞くと音が薄く聞こえてしまうのです。


製品版のCDでも音がいいと皆様おっしゃってくださいますが,それ以上の音質が存在しているのです。 同じCD規格とは思えません。


このCD音質を超えたCDはNEWマスターシリーズとして聞くことが出来ますよ。


(私の感じ方ですが,デジタルの音源はCDもそうですが,1回目の再生では本来の音がわからず,2回目の再生の時に本来の音になると思います。なので,必ず2回目で音質を判断してくださいね。)


超高音質 アルグム2 NEWマスターシリーズ 13000円


一枚一枚手焼きで金色の盤面になりますので,上の写真の製品版とは少しジャケットの感じなどが少し違いますよ。



それでは,ちょっとアルグム2のレコーディングの方法をご紹介しましょう。 他では絶対に真似ができないと思われますので紹介しても問題ないと思います。


まず使用したマイクは6本です。  しかもAKGです。(あーかーげーというドイツのメーカーですが,これを赤毛という発音でいうと業界人っぽいです。)


1本10万くらいすると思いますので,個人で揃えるのはちょっと難しいですね。 これを真正面に2本,両サイドから2本,後方にアンビエント(空間の残響用)に2本だったのです。


そうすると,パソコン側も最低6トラック必要になります。 それにドライ(エフェクトなし)を2トラック使うので最低8トラックのデータ量です。


これらの編集などを考えると個人の作業レベルを超えています。もっとも機材がすべて違いますが。


マイクケーブルがすべてアコリバ製で1Mに付き3万円です。これでケーブルの価格がマイクの値段を超えています。


さらに,新しいマックに新しいプロツールのソフトとプラグイン。さらにアレシスのHDDレコーダー,職人が作ったマイクプリアンプ,PCとAD変換機をつなぐ50センチのファイヤーワイヤーケーブル1本が5万円です。


そして,出てくる音をチェックするスピーカーはこれまたすごいのですが,赤坂工芸製造の9000モニターという700万円のものです。

「(≧ロ≦) アイヤー



これらを使ってさらに日本の優秀録音盤常連の耳を持つ,石渡所長のマスタリングが入るわけです。



当然ですが,一般のスタジオに機材を持ち込んで何とかCDを作るというレベルではありません。


時々雑誌のレコーディングの写真で,アコギの音をマイク1本で拾っているのを見ますが,あれでは記録としての録音は可能ですが,音楽を作るというレベルにはちょっと達しないような気がしますね。


しかーし,この究極の方法でレコーディングを赤坂工芸にお任せコースでCDを作ってもらうといくらなのでしょうか。 CDを1000枚作って,100万コースになってしまいます。これではプロでもできる人とできない人がいますよね。


ジャケットもデザインもJASRACの申請も全部入って,1000枚で100万コースということは一枚1000円ですので,ものすごく高いわけではないと思います。むしろお任せで一枚1000円で出来るなら安いとも言えます。


でも,何年かかって1000枚売るかを考えると誰にでも出来るかどうか難しいところですね。


しかーし!この究極のレコーディングとマスタリング技術をただ埋もれさせてしまっていいのでしょうか。 赤坂工芸の技術も所長のお年を考えると今のうちに沢山録音すべきではないでしょうか。

(ToT)>゛スミマセン



一般のギターCDを超える音質のCDがたくさん世の中に出回る方がいいのではないでしょうか。


もっと多くの人にプロのレコーディングを経験してほしいと思うのです。



何かいい方法がないでしょうか。

( ̄ヘ ̄;)ウーン



これはどうでしょう。

新しいプロツールの中のプラグインでマスタリングすると後ろにアンビエント用のマイクを立てなくても,同じような音を作り出せます。以前のようにマイクを6本準備しなくても,同じ音を足すことが出来るのです。


これが嘘くさいものではなく,あまりに自然なのです。


そうすると,録音時点ではマイク2本でも行けるのではないでしょうか。

そして,編集時点ではドライ(原音)2トラック,エフェクト(リバーブなど)2トラック,アンビエント2トラックの合計6トラックの編集のみでもかなりのレベルに仕上げられるのではないかと思うのです。

それでも,かなりの音質に持って行けるはずです。これなら価格を抑えてもらって,多くの人が記念に作れるレベルの金額が出せるのではないかと思うわけです。



ついに私は抑えきれず,typeBを取り出してマイク2本の方法で録音してもらったのです。

※ この日あまりに驚き過ぎて,カメラを持っていたのに写真を撮ることをすっかり忘れてしまったのです。


(ToT)>゛スミマセン


デジタルの音は再生2回目の方が圧倒的に音がいいと思いますので,ダウンロードして,音量を上げて2回目の再生音を聞いてほしいと思います。 この音の密度でMP3なのです。



いかがでしょうか。ギター一本でさらっと弾いてこの音が出てくるのです。 このギターの胴鳴りをとらえた録音はすごいと思います。 もちろんこれはMP3なので,本物のCDはもっと良い音になります。


もっとリバーブを薄くして原音を強くすることも簡単です。 もっとリバーブを深めて,しかも弦の輪郭を出すことも可能です。


もちろんアルグムのように曲調によって一曲ごとに調整するのがマスタリングの技ですね。



リバーブが少ない方がいい曲もあれば,テンポが速い曲でも高音がパシッと弾けるようなリバーブが合う曲もあります。

でもいずれにしても,ギターをただ録音したものというレベルではなく,音楽CDというレベルに昇華するというか,ずっと聞いていたいというCDになるということですね。

このレコーディングパックを赤坂工芸と交渉いたしました。



マイク2本レコーディングパック マスターCD渡し 15万円です。


(ノ°ο°)ノ  オオオオ



これならばプロがソロギターを録音するのでもいいですし,アマチュアが何かの記念に自分のCDを作りたい時に利用するのもいいと思います。

東京赤坂でレコーディングする経験もいいものですよね。


もう少しだけ詳しく説明すると,マイクを2本で2CHで録音します。マスタリングは6トラックで行います。

スタジオに入ったら,少し音だしして練習している間にマイクの位置などをセッティングします。 レコーディングは休憩を入れながら午前2時間,午後3時間の合計5時間で行います。


そして,1曲ごとにOKテイクを決定していきます。最大14曲までレコーディング可能です。 もちろんもっと曲が少ないミニアルバムでもOKということですね。


演奏者が3人くらいまでの小編成なら録音スペースがあります。


レコーディングに一人ではどうしても不安で私にも付いて行ってほしい場合はまたご相談ください。

(* ̄m ̄) ププッ



そして,約2,3週間のうちにマスタリングして,金ぴかのマスターCDを1枚作って発送いたします。


その後このマスターCDをCDスタンパーの業者に持っていくこともできますし,自分でCDRで焼いて増やして,自分でジャケットを作ることも可能です。


マスターをどうするかは各自の自由ですね。自分でJASRACも申請すれば販売用のCDを作ることも出来ますね。


結婚式の引き出物に作ったCDを送るもよし,結婚何周年記念でCDを作るもよし,その人のアイディア次第ですね。

O(≧∇≦)O イエイ!!


弾き語りの場合はトラックがさらに2CH増えることになります。 なので,弾き語りの場合は20万コースになります。


他にも楽器がソロギターではなく,ギター2本の場合とか,ギターとピアノとか他の楽器とのコラボ,間をあけて2日かけて録音したいなど要望があれば,その都度おたずねくださいませ。

トラックが増えるためソロギターに比べると少し高くなりますが,いずれも個人では到達できない音のレベルの物が出来上がります。


私の場合はスポンサーが付いてくれたので,1000枚お任せコースで製作しましたが,ついにCDの残りが見えてきました。残りわずかですので,アルグム2をまだ聞いておられない皆様にはぜひお勧めいたします。


でもレコーディングのその日は,一日5時間演奏するわけですので,レコーディングの前は毎日のように時間を取って練習する必要がありますね。そして,出来るだけ一発で取れるくらいまで練習しましょう。

ミスなしになるくらいまで練習してもちょっとミスる感じですよ。 ぜひ,事前に練習期間を設けるのもアマチュアの場合は必要ですね。



皆さん一生の記念にプロレコーディングのCD製作はいかがでしょうか。


アルグムのような音質であなたの演奏がCDになります。


もしかして,そのCDが新たな扉を開くことになるかもしれませんよ。


ぜひとも,愛すべきギターオタクの皆様に私も協力したいと思っております。


(≧∇≦)b OK!

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