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2025 春の処分市

  • 執筆者の写真: niioka
    niioka
  • 4月18日
  • 読了時間: 5分

ギターの研究を繰り返しますと,ギターが後に残っていきます。弾くために必要なものというより,音を理解するために必要なものなのです。かなりお得なものや2度と手に入らないものもあります。ぜひお気に入りが見つかればいいですね。いろんなギターに触れる過程がまた旅の途中で楽しいのですね。送料はサービスいたします。


No1  Martin J-40 2020年製(税込)484,000円

超美品 新品同様 


説明は要らないと思いますが,マーチンの40番台縦ロゴのモデルです。サウンド的にはD41と同じレベルだと思います。マーチンには珍しいSJとかGAに近いモデルで,ソロギターにも弾き語りにも使えます。現在価格が77万なので,かなりお得な感じがします。


ネックコンディションと音は私が自らクロサワ楽器にて確かめて選んだものですので,問題ありません。自分ではこのギターを弾いた記憶がありません。45と音を比較するために購入したものです。製造から数年が経ち新品時の硬さも取れた新品のように美しい物です。

マーチン縦ロゴデビューとして非常に良いと思います。











No2  Taylor410 2000年製(税込)220,000円

ネックアングル調整済み中古 


テイラーのNT(New Technology ニューテクノロジー)ネックは1999年からです。その後2004年ごろからはテイラー独自のピックアップが搭載されたモデルが標準になります。完全なアコースティックギターとして販売され,NTネック仕様のものはわずか数年しかありません。


当時テイラーの番号は,300番台サペリ単板,400番台はオバンコール単板(素材的にはローズとマホガニーの中間的),500番台がアメリカン・マホガニー単板でした。


410は興味深いモデルで,400がサイドバックがオバンコール単板,下2桁10番はドレッドの意味です。ドレッドだけどメロディーが前に出る,ソロギターでも弾き語りでも使えるモデルでした。この設計を知るために購入したギターです。ソロギターを一曲弾いて録音してみるとアジア製のギターとは異なるハーモニーの美しさが感じられます。


すでに25年ものですので,演奏による弾き傷がトップにはあります。しかし酷いものはありません。ネックアングルはテイラーのオフィシャル工房にて調整済みで,サドルは当方で再調整済みです。低い弦高でも演奏性は高く,ピックアップなしの純アコースティックで完璧なテイラーギターを知る事が出来るモデルとも言えます。


















No3  Cole Clark Little Lady(税込)165,000円 中古 


説明は要らないと思いますが,エレアコを極めるとコール・クラークかMatonに行き着きます。それは同時にオーストラリア人のエンジニア,ブラッドレイ・クラークに行き着くのです。


日本未発売のスモールボディのコール・クラークがあります。弦長が600mmほどのこのギターでのソロギターはラインアウトしたサウンドが少し別次元にあります。


2019年時点の私は脱帽するしかありませんでした。ラインの音はこれを超えるのは少し難しいと正直感じたのです。テイラーのGS miniもそうですが,スモールギターのメロディーは歌っているように感じられるのです。オリジナルのブレイシングに直接取り付けるピックアップシステムは,後付けのピックアップとは別次元のナチュラルなサウンドをラインアウトする事が可能です。


日本では未発売と思われる Little Lady は私が直接オーストラリアから持ち帰り,5年間寝かせておいたものです。それを電気系統も全てチェックしたギターです。コール・クラークの特徴であるで音の太さはそのままに,メロディが前に出るバランスを保った伴奏よりもソロギターに向いたモデルです。てんとう虫のようなボディサイズとサウンドのギャップがまた魅力なのかもしれません。


もはや,ミニギターのレベルを超えたミニギターのサウンドです。エレアコの最高点を知るための一本として,一度皆様にも体験して頂きたいと思っています。


PS 飛行機に乗る際,預け荷物になるかそれとも機内持ち込みで行けるか?はその時の運だと言われました。実際にオーストラリアから香港は手荷物だったのに,香港から日本は預け荷物だった気がします。ちょっとレッドなオーストリラリアンなトップも今見ると綺麗だと思います。
















No4 Kanade D-C(税込) 330,000円 中古 


ギター製作の中で最も重要なものはトップとバックのブレイシングと言えます。2019年当時の試作品でトップとバックのブレイシングを日本の某有名ルシアーが製作し,最終的な仕上げはAyers工場で行い,日本の別の工房によりフレット擦り合わせと指板のエッジを処理してあります。そのため弾きやすさもハンドメイドのクラスです。


日本の有名ルシアーの方が作ったブレイシングはマーチン系でトップにベイクド・アディロンを採用し,サイドバックはアフリカンより力強くレンジの広いアンコールワット・マホガニーを採用。カッタウェイを深く付ける事で低音の響き過ぎ抑え,高音部21フレット仕様でハイフレットの演奏も可能にしています。甘く飽きのこないマホガニー・サウンドに仕上がっています。


さらにオリジナルヘッドのデザインも美しく,ハワイKOAのコンターがあり,ドレッドでありながら弾きやすさをプラスしています。Tortisの高級ピックガードもマッチしています。ペグはGotoh510グロスゴールド,ハードケース並みの安全性を持つというギグケースも付属します。普通以上のアディロンとマホガニーサウンドを求める人にはぜひおすすめのギターです。










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