1月21-24ロサンゼルスのアナハイムでウィンターNAMM SHOW がありました。 アジアレベルと世界レベルの差を感じる事にもなりました。 音楽の歴史と求める質が違うことは感じられますよ。
2016-1-21~24 ロサンゼルスのアナハイムのウィンターナムショウに行ってきました~!
日本の気温が関東でも1度とか寒い日にカリフォルニアは太陽がまぶしいのです。 LAの天気は最高です。 とにかく中へ入って行きましょう。マーチンブースです。
世界中のマーチンディーラーとオリジナルモデルなどの打ち合わせをする感じですね。
打ち合わせのテーブルにこだわりを見せるのがおしゃれ。
些細な事ですが,サービスの水もマーチンウォーターです。 企業としてのこだわりが感じられますね。
ここで無メーカーの安い水を配るかどうかで印象が違いますよね。
マーチンのボルトジョイントのネックブロックですね。
これはペン立てですね。おしゃれすぎる。
トップをビンテージのように処理したVTSVintage Tone Systemの高級機種が出てきていますね。
実際に試奏した感想などはもう少し先に書いてあります。
新しいピックアップ搭載のギターもヘッドホンでテストできます。まあピエゾの音です。
クックック クリスと呼んでもいいですか?
常に新しいギターの可能性を追求するマーチンギターはさすがですね。
まず音楽の楽しさと感動が大切ですよね。
(⌒^⌒)b
地下のブースには小さめのアコギメーカーが集まります。
ボジョアーですね。
これはハイエンドギターですね。
L-00ですが,もはや工芸品ですね。
これはサイドの木目もすごいですね。
コリングスも出ています。
「どうぞ勝手に触らないで下さいませ」という表示がコリングスの高級感を醸していますね。
ブリードラブです。 カナディアンギターになるのか,すでにアメリカンギターなのでしょうか。
中価格帯のモデルも悪くないのです。
ボディサイドにポートがあります。
例のトラスシステムが見えていますね。
特許が切れて誰でも使えるようになったとか。
これらのギターの低価格化によりアジアのギターはかなり苦しいと思います。
参考までにブリードラブでビビッドフォーカスを使ったサウンドです。
20万以下のギターは激戦区になってきましたね。
フェイスギター UK つまりイギリスですね。
ギターヘッドのロゴ書体が好きではなくスルーしていたフェイスギターですが,これがどうしていい音がするのです。
私の感覚ではカナディアンギターとヨーロッパのギターは音の種類は違いますがレベルとして近いですね。 アメリカンギターがトップだとすればそのすぐ下に位置していると思います。
すでに安いギターではない感じですね。
Furch も来ていました。アメリカ向けなので,Stone Bridge という名前になります。
私もフォルヒを売っていますと言ったら急に親しくなり,サドルを昔のテイラータイプから今の調律サドルに変更するようにアドバイスしたのは私ですよと言ったら,「このサドルが評判いいんだよ」とガッチリと硬い握手をされました。
国と言葉を超えてオタクの心は伝わるのですね。
O(≧∇≦)O イエイ!!
アイルランドはローデンですね。
Thomas Leeb の演奏がありました。
何とThomasとホテルが一緒だったのです。
それで上海で会ったことを覚えているか聞いたところ,「アイノウユー」。
上海でPRO1を差し上げたのですが,
「あれは別のギターにつけていてハッピーだよありがとう」
というのです。それはうれしいですね。
そして,彼はマックのPCでEQをいじっていました。
近々中国ツアーに来るようですね。
サンタクルーズもきれいなギターを展示していました。
次に小さなブースの興味深い商品も紹介しましょう。
新しいカポメーカーできれいなだけではなく,指板のRに合わせてゴムを替えられるのです。
高級ですが,買えないほどではありません。OKな範囲の値段です。
ギターの演奏中にリバーブのミックスを変えられたらいいと思いませんか?
エフェクターのつまみを交換して足で操作出来るようにした商品がありました。
エレキのボリュームを演奏中に小指で動かせるものもありました。
アイディアは無限ですね。
電気処理でアームと同じ効果がアコギの音で出来るのです。
最初にギターにベースマウントを貼り付けます。
そこにアームユニットを乗せます。
結局MIDIでコントロールですよね。たぶん。
本当にアームと同じ速度で同じように音が出ます。 かえって実際のアームよりもコードを緩めた時に音がきれいに出る感じがしました。
時代はデジタル。
音楽を振動で楽しむグッズです。これを背中に入れて音楽を聴くと確かにヘッドホンだけでは味わえない感動がありますが,絶対に必要かと言われれば微妙です。
さらにアンプがソファと一体型という発想です。
確かに住宅が狭いとソファとアンプは一緒に置きにくいですね。
さらにテーブルの下にギターケースというのはどうでしょうか。
アメリカの発想力には恐れ入ります。
木製のピックが意外に音がいいのです。
ローズのピックが音が良くて一番良かったのです。1個6ドルくらいですが,買ってみました。
NAMM SHOWで2階のブースを大きく使えるのは大企業の証しという気がします。
テイラーに入ってみます。
(ノ°ο°)ノ オオオオ 人が多い!
テイラーギターへの関心の高さを感じさせます。
毎日夕方から注目のアーティストを呼んでのライブが開催されます。
(ノ°ο°)ノ オオオオ
リーフレットによると22日に JAMES TWがありますね。
その前に女性ギタリスト ガブリエラ。
テイラーは演奏者の選択もさすがですね。これは見逃せませんね。
James 登場~! 皆様はJames TWをご存じでしょうか。
YOUTUBEではすでに有名人ですが,この演奏レベル歌のレベルは何と表現すればいいのでしょうか。
凄いです。音が気持ちいいのです。これがミュージシャンと言えると思います。 世界レベルを感じさせます。
ヤマハのデジタルミキサーがここでも使われていますね
ギターと歌がうまいというだけではなく,ミュージシャンとして音楽としてのレベルが高いのです。
これはジャンルの違いというだけの問題ではないと思います。
時代はルーパーですね。一人でギター一本ではやはり限界があります。
ループも単調になりやすいのですが,彼のサウンドはかなり完成度が高いです。
カンドウします。彼の演奏はYOUTUBEにありますので,見てみてくださいませ。
タカミネも2階にESPと共同でブースがありました。
やっぱりエレキギターはアコギに比べてきれいですよね。
ギターの存在感と見た目のインパクトが違いますね。
アコギはエレキと比べると地味ですね。
少し前に亡くなったイーグルスのギタリスト グレン・フライモデルですね。
確かに35万クラスの高級機種はアコギの音がしました。
タカミネは独自のジャンルと地位を築いたと感じました。
5万以下のエレアコがたくさん売られている中で高級エレアコというジャンルを作ったのではないかと思います。
プロも使う道具としてのライブ用ギター。
アメリカ市場から見た日本のギター位置を客観的に見る機会がありました。
実はNAMM SHOWの前にハリウッドの大型楽器店,ギターセンターと向かいにあるSam Ashへ行ってきたのです。
チェットの手形。
BBキングの手形
日本代表はB'zですね。ビーズを全く知らず「ビーゼットが秋田に来るんだど」と言ってたおじさんを知っています。
ギターセンターの中のアコギコーナー。
マーチンから派遣されたスタッフがいてマーチンに関する専門的な質問もOKです。
高級機種も気楽に試奏させてくれます。これはSS-42GP-15です。
OMでもOOOでもなくGP42モデルのアディロントップVTSでサイドバックはコア。
どうしてもコアは素材的にローズ系の深みが足りないように感じることが多いのですが,このギターは違いました。 反応の良さはまさにビンテージギターのフィーリングですね。
ギブソンのローズモデルは日本では少ないですが,間違いなくいいギターですね。 なぜこのモデルでソロギターをする人が少ないのでしょうね。 テイラーの最新ESピックアップと902の音を比較させてもらいました。さすが懐が広い。
テイラーの最新ESピックアップと902の音を比較させてもらいました。さすが懐が広い。
サムアッシュも大きいのです。
すごいギターの量です。
上の方のギターを試奏するのは大変そうです。
新品,ユーズド,ビンテージと各種ありました。
こうしてアメリカの楽器店を見るとアコギの並べ方が何かを物語っているのです。
メインの場所には,マーチン,ギブソン,テイラーが並びサイド側にカナダ系ラリヴィーやブリードラブが来ます。
店舗に入ってすぐ手前の安いギターコーナーにYAMAHA,Ibanez,Alvarez(Kyairiのアメリカ版)が並びます。
ちょうど日本の楽器店で中国,インドネシア製ギターが並ぶような感じなのです。
日本製の高級ギターを見ることはありませんでした。
( ̄~ ̄;)ウーン・・・
ここでは日米ギターの音質の差は論じませんが,少なくともギターの地位が違う事だけは明らかな感じがしました。
日本のブランドが目指すものと関係があるかもしれませんね。
以前にダナ・ボジョアがインタビューで「壊れない丈夫なギターは作れるけど自分はいい音のギターを作りたいんだ」と言っていました。
それに対して日本のあるルシアーは「20年壊れず使えるギターを作りたい」と言いました。
ちょっと家具職人の目標と似ていると思いました。
いい音楽を奏でるギターと故障しにくいギターとどちらがいいのでしょうか?
もしかしてアジア人は技術を重視する傾向があるでしょうか?
なんとなくアメリカ人はシンプルに音楽の質を追及している気がしました。
ギター造りもギター演奏も似ているかもしれません。
一人でバンドみたいに弾けてすごいということは技術面の評価が大きいかもしれません。
アメリカは技術より音楽のクオリティを重視して評価している気がしました。
つまりはルーパー使っても,二人で弾いても,バンドでもなんでもいいからクオリティの高い音楽なのかどうかを求められる気がします。
音楽を聴いているのか演奏者の技を見ているのか?
つまりCDとかラジオで音だけ聞いてその音楽が楽しいかどうか。シンプルですね。
またNAMM SHOWへ戻りましょう。
USA TAKAMINEのパフォーマーでジェイク・アレン Jake Allenと友達になりました。
彼の演奏は一発聞いてプロの音だと感じさせます。
でもアメリカにはこのレベルのプロが沢山いると言われました。
彼から最新のミニアルバムをもらって聞いて驚きました。
歌が超うまいのです。
ギターと歌のバランスが絶妙でマイケル・ジャクソンのヒューマン・ネイチャーのカバーは特にいいですね。
彼のWEBサイトにもまだ出ていないので新しいCDなのでしょう。アメリカの音楽市場は層が厚いですね。
彼の音楽はギターが非常に表情豊かで,バンドの様々なイメージが浮かびます。素晴らしいですね。
さらに外の大きなステージでパフォーマンスが朝から晩までありますが,サウンドが凄いと思った弾き語りがあります。
トレバー・グリーンですが,演奏を聴いているとオーストラリアの大自然が見えてくるようです。
トミーのイニシエーションにも通じるものがあります。
例えばバスドラのような音をギターのトップを叩いて出すには限界があります。
ならば実際にフットストンプのような機材でバスドラのような音をギター以外で追加した方がもっと迫力があるのではないでしょうか。
ループを使い,EBOWでロングトーンのメロディーを使い,フットストンプ(ストンプボックス)でリズムを加え,時にはアボリジニの民族楽器で不可思議な音を加えていく・・・・。
万人に受けるかは別として会場で聞いていると音楽として感動します。
彼の他の動画。
毎日洪水のように新しい音楽の刺激を受けるのはやはり気持ちがいいですね。
後は写真をご覧くださいませ。
ギブソンのブースではギブソンガールズと一緒に記念写真が取れます。 ギブソンは面白いことを考えますね。
歩き疲れたら少し休憩の出来るコーナーもあります。
会場の周りにはたくさんのストリートミュージシャンがいますよ。
日本はクラフトマンシップですね。
NAMMでは歌ものを聞く事が多く,NAMM SHOWの最中にギタリストでスカイソニックユーザーの
が送られてきてそれに衝撃を受けたのもあり,どういうわけか私には押尾さんの叩き系の曲が伴奏に聞こえてしまい,誰かメロディーを入れたらいいのにと思ったのでした。
ちなみに YUJI HAYASHI は谷村新司のサポートギタリストをしており,今回の動画は902がバンドで埋もれないサウンドを持っていることを証明するためにあえてバンド仕様の音源にしてもらったのです。
でも,その音楽性の高さに感動してしまったのでした。
アメリカ人に聞かせても,プロギタリストに聞かせても一同 COOL! と言いましたよ。
NAMM での押尾さんの演奏は完璧でした。
O(≧∇≦)O イエイ!!
2016 NAMM SHOW 大変刺激を受けました。
やはり,音楽はメロディー,リズム,ハーモニーの合作ですね。
Thanks for many friends.
また行きたいですね。NAMM SHOW
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