本当にマルチなギターは低音が出るOMではないかと思うのです。 フォルヒのOMでマダガスカルモデルをオーダーしてみましょう。 さらに,アディロントップの選択も可能ですよ。
こういう場面が時々あります。
演奏を依頼されて出かけて行く時に,ソロギターも弾いて,歌の伴奏する場面があります。
ギターをトミーのように2,3本持って行ければ解決なんですが,一本しか持って行けない時もあります。
こうなるとソロにも伴奏も使えるギターが,つまりマルチなギターが欲しくなります。
( ̄- ̄ )フンフン
私はソロにはL-00のボディが最高と思います。
録音してみるとわかりますが,メロディーが最も歌っているように聞こえるのですね。
でもボーカルの伴奏をするにはドレッドがいいなと思うのです。男性ボーカルならなおさらですね。
低音の厚みが出るギターだとノリが違いますよね。
低音をミュートしてもドレッドだとカッコいい音が出せます。
やはり,ソロと伴奏と2本持っていければ一番いいのですが,2本持っていかずに一本ですべてをこなしたい時もあるわけです。
他にもギターを何本も買えないから万能に使える一本が欲しいという意見もあります。
私も若いころはそうでした。
よく親戚のおばさんに「若い時はお金がなくても,年齢と共にお金もついてくるから心配いらないよ」と言われた時代がありました。
他にもある人は予算がないから。 ある人はギターの置き場所がないから。
またある人は沢山のギターを愛せない(使えない)からギターは1本だけというご意見をお聞きします。
(  ̄- ̄)フムフム 確かに。
一本ですべてができたらいいですよね。
歌の伴奏で激しいストロークをして,時には静かなソロギターを弾いて,時には叩き系をしたりして,バンドでリードも弾いて,録音もライブも何でもできる一本があればとってもいいですよね。
それなら理想的ですね。
でも簡単にボディサイズの傾向を説明するとこうなります。
ボディが厚みがあって大きいと低音が出て伴奏に向きます。
ボディが薄くて小さいとメロディーが引き立ちます。
それで,ドレッドノートのギターは一般には歌の伴奏に向いて,OMクラスのボディはソロギターに向いていると言えますね。
なので,マルチなギターというのは何か?と考えるのですが,一般にマルチとかバーサイタル(万能)と言われるギターはOMを大きくしたオーディトリアムのようなボディサイズが多いですよね。
フォルヒでいうGタイプ,テイラーでいう314とかの14シリーズのボディ。
ラリヴィーのCもそうですし,マーチンのGPCPAというパフォーミングアーティストシリーズというのもそうですね。
一般にはこの手のサイズが万能なマルチなギターというイメージがあります。
でも,私はマルチなギターは本当はOMではないかと強く思うのです。
(≧◇≦)エーーー!
どうして,オーディトリアムのボディサイズが必要になったかというと,OMでは低音が足りないから少し厚みがあり,幅が広いボディになったと思います。
でもそうなるとメロディーよりも少し伴奏向きになってしまう傾向を感じるのです。
OMボディの方がメロディーは引き立ちます。
ならばOMボディで低音が出ればいいわけですね。
そういうギターはあるんでしょうか。
( ̄~ ̄;)??
あります。それはまさにビンテージのOMだったりするわけです。
ビンテージのOMボディを弾くとマホガニーでも十分だなと思える低音の厚みがあります。
そして,コリングスのOM2Hでコンディションが良ければそのような低音が出るOMになります。 ドレッドのように太い低音ですが,もっと輪郭がはっきりしてレスポンスがあります。 この音ならバンドで弾いても埋もれない音になると思います。
マーチンのビンテージシリーズのOMをネックリセットしたギターも素晴らしい音でした。
低音が出るのです。そしてレスポンスもあります。
OMで低音が出ればそれは十分にマルチなギターになるのです。
でも一般のOMで低音がどうしても足りないと思います。
どうして今の普通のOMでは低音が出ないのでしょう。
( ̄~ ̄;)ウーン・・・
それはまず素材が大きく関係してると思います。
素材的には昔のトップがアディロンでサイドバックがハカランダならOMでも音量もレスポンスも期待できたと思います。
でも今のシトカと今のローズもしくは今のマホガニーでは同じようにはならず,どうしても音量が小さく,レスポンスも下がる傾向があると思います。
それで,今のシトカスプルースとマホガニーで作ると少しボディが大きいギターがマルチな感じになるように思います。
具体的なイメージだとテイラーの312だとシトカスプルースの表板にサペリのサイドバックで,少し鳴りが小さい感じもあります。そうなると314の方が低音も出て,伴奏にもソロにも使えて人気があるかもしれません。
それなら,312ボディでももっと低音が出るような素材を使ったらいいんじゃないかということなのです。
もう一つの要素は設計の工夫で低音不足をあまり感じさせないメーカーのOMがいくつかあります。
コリングスもそうですし,ラリヴィーのOMもそうです。ブリードラブのOMもいいですね。
さらにはフォルヒのOMもそうなのです。バランスが非常にいいのです。
伴奏も考えるとOMスケールがいいのですね。OOOのショートスケールの方がメロディーは引き立ちますが,伴奏を考えるとスケールが長い方がより厚みのある低音が出せるわけです。
まずは素材,それに設計,ここがポイントだと思うのです!
(≧∇≦)b OK!
私的にはOMで低音が出る方が,Gボディのギターよりもマルチなギターだと思えるのです。
多くのメーカーのOMでは低音が物足りなく,Gボディの方がバランスがいいと感じることも確かにあります。
しかーし,フォルヒのOMでサイドバックがマダガスカルローズならきっと低音の厚みとレスポンスが増して,きっと本当にマルチなギターになると思うのです。
(≧∇≦)b OK!
それで,一つ皆様にご提案があります。
(ノ^_^) ハイ!
ぜひ新岡ギター教室でショップオーダーとしてまだどこにもない,フォルヒのOMのボディでマダガスカルのサイドバックをオーダーしてみたいのです。
トップはシトカスプルースでもシダーでもOKです。
シトカかシダーのトップなら,通常のマダガスカルモデルの価格でOKです。
本当のマルチを目指すなら,つまりストロークをする機会も結構多いならスプルースという選択肢がいいですね。
さらにアップチャージがかかりますが,トップにアディロンという究極の選択もあります。
トップアディロン,サイドバックマダガスカルローズのフォルヒOMというのはどうでしょうか。
これは25シリーズをオーダーする際に,トップを変更するというオプションが可能です。
アディロンは25シリーズのみのオプションになります。
OM25のアディロンとマダガスカルです。 これなら43万くらいになると思います。
最近もハカランダの手工品を弾きましたが,確かにハカランダの良さはあります。でも値段がかなり違いますので。
マダガスカルローズはコストパフォーマンスではハカランダを超えていると思いますよ。
アディロンとマダガスカルのサウンドは誰でも十分納得できるいい音ですよ。
O(≧∇≦)O イエイ!!
型番は OM25SGCT アディロンダックトップ という名前になるようです。
私はOMがマルチと言っていますが,一つだけ出せない音があるかもしれません。
それは叩きの音です。
ドンドンドンとバスドラムのように叩きたい場合はやはりボディを大きくするしかありません。
具体的に言うと,押尾さんの戦メリとかオアシスなどはOMでもOKです。かえってメロディーがきれいに聞こえていいと思いますよ。恐らくですが,翼とかスプラッシュでもOMで行けると思えます。
でも,ハードレインとかビジイとかファイトとかになってくると叩いた時の音が少し コンッ! と高い音で響くと思います。
もっと ドンッ! と来て欲しいですよね。
そういう叩きまで求めるならGボディのマダガスカルもいいですね。もしくはドレッドのマダガスカルをオーダーするのもあり得ましょう。
でも基本的に叩かない,(叩けない)私の場合はメロディーよりのマルチなギターを求めてしまうのです。
ストロークの低音ならOMのタイトで太さがある低音で十分OKなのです。
どっちを重視するかに寄りますが,以前の生徒さんでシンガーソングライターでセミプロの活動をしている,キヨシ君のギターはフォルヒのOM23CRです。
低音はドレッドほどもちろん厚みがないのですが,彼は弾き語りの曲の最初にソロギターのようにメロディーを入れてくるのです。
ただちょっとメロディー風のリフが入るだけではなくイントロもソロギターで歌わせているわけです。
こうなると弾き語りでも,低音よりもメロディーが重要になってきますね。
(o⌒.⌒o) ウムウム
そういうわけで,低音がでればOMがマルチに使えると思います。
それで,フォルヒのOMマダガスカルのギターをオーダーしてみましょうというお誘いなのです。
予算があるなら,さらにトップをアディロンにしてみるのはどうか。25シリーズにするのはどうか。
そこまで出せないなら,わずかのアップでインゲルマンスプルースのトップを選択するという方法もあります。
これはきっと本当にソロにも,伴奏にも使えるマルチなギターになると思えるのです。
ぜひこの話に乗って私と一緒にマルチに使えるフォルヒOMのオーダーに挑戦してみたい人はいませんか。
誰も持っていない自分だけのフォルヒもいいかもしれませんね。
(⌒^⌒)b だね
どうでしょう。
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