糖尿病になりました。が,糖質制限で何とかなりそうです。 この方法は画期的な感じがします。将来はきっとスタンダードになる可能性もあります。糖尿病1000万人時代ですので,予防にも役立つと思いますよ。
私の父は糖尿病です。きっと自分も40過ぎれば糖尿になるのかも・・・と漠然と思っていました。
実は,先日の検査で私自身がすでに糖尿病であることが判明しました。
Σ( ̄ロ ̄lll) ガビーン
糖尿病は怖い病気です。自覚症状が少ないまま進行して,致命的な合併症が生じます。
腎臓の機能が低下して腎不全になるかもしれませんし,失明や脳卒中の可能性もあります。
高血糖をそのままにしておけば,足を切断の可能性があります。
確かに恐ろしい病気ですね。
それでこの勉強のために,WEBの更新など少し滞っていたわけなんです。
日本の糖尿病は驚くほど増えているようです。
家族に糖尿がまったくいなくても食べ物と食べ方でなる可能性があるので,生活習慣病とも言われます。
ということは,食べ物と食べ方でかなりの程度改善できる可能性があります。
事実私の血糖値はわずか1ヵ月半で大きく改善して現在はOKの範囲にあります。
残念なのは,3年前に今の知識があれば・・・・と思うことです。
3年前に今の知識があればこの病気を進行させずにいられたと思うのです。
(T_T) ウルウル
なぜ検査に行ったかをお話しましょう。
実は2008年の4月頃から疲れが取れない状態が続いていました。
週末は温泉に入りたくなるのです。
近くの温泉でゆっくり入ると調子が少しは良くなるのですが,やはりすぐに疲れます。
特に食後に寝たくなるのです。
お昼に長野の更科系の乾麺をざるそばにして食べて,「おいしかったー。ちょっと寝るか」となってそのまま2時間くらい寝てしまうのです。
1日くらいならそれもありですが,それが続くのです。
そのうちに朝も食後に少し寝たい気持ちになってきました。
「この体調はおかしいな。」 と思い始めました。
ついにある時には気力が出なくなって来ました。
6月の岸辺ライブの後は少し休養しようと思ったくらいでした。
それまでの,いくつかの症状を今振り返ってみますと・・・。
1 朝が起きられない。
2 食後に眠くなる。疲れやすい。
3 のどが渇く。
4 甘い物が無性に欲しくなる。
5 冬場に体が乾燥してかゆくなった。
6 視力が少し下がってディスプレイが見えにくい。
7 寝違えたような筋肉の痛みが2週間以上取れなかった。
他にも思い出せばあるかもしれません。
そして,ついに7月に検査に行きます。
その時の数字は立派な糖尿人だったのです。
早朝空腹時血糖が 134mg/dl ありました。
HbA1C(ヘモグロビンエーワンシー)が 7.0% でした。
どれくらいが正常人の基準でしょうか。
日本糖尿病学会の血糖コントロールの指標があります。
優はHbA1Cが5.8%未満。空腹時血糖が110未満。食後2時間血糖が140未満です。
大きく開きがあるまでは行きませんが,予備軍というよりも糖尿病です。
o(ToT)o ダー
そして,お医者さんからの指導で1日1600Kcalのカロリー制限の献立表をいただきました。
一度にドカ食いせずに,小分けに食べることなど書いていました。
それで,空腹時だけではなく食後2時間血糖が重要ということらしいので,次の日にデータを取りに病院へ行きました。
朝は350Kcal以下に押さえて,食パン半分(70Kcal)とわずかなシリアル(150Kcal)にバナナ(80Kcal)にコーヒーといういつもの朝食で食後2時間血糖を測りに行きました。
するとその数字に驚きます。
食後2時間で192もあるのです。
「(≧ロ≦) アイヤー
医師の指導に従ってカロリー制限をして,この血糖値はどういうことでしょうか。
血糖値が200を超えると,血管の内側を傷付けるといいます。
これを繰り返して血管が弱くなり動脈硬化から血管が切れて,目の網膜で出血するか,腎臓の毛細血管か,脳内で出血するか・・・
このカロリー制限初日にカロリー制限法に疑問を感じたのが私の良かったところでした。
そもそも糖尿病とは何なのでしょうか。オタク心に火が付くのでした。
(・_☆) キラーン
それから,勉強の日々が始まりました。
そして,行きついた本があります。
それは糖質制限という考え方でした。
なぜカロリーは取っていないのに血糖値が上がるのか。
そのメカニズムは非常に簡単明快に説明できます。
例えば,サーロインステーキ220gで約660Kcalとします。吉野家の牛丼が並盛で660Kcalとします。
これを糖尿人が食べたとします。
するとステーキは血糖値をほとんど上げませんが,牛丼を食べた後の血糖値は恐ろしいことになります。
200をらくらく超えることになるでしょう。300に近づくかもしれません。
カロリーは同じですが,大きな違いがあります。
それは糖質の量です。それに変わる炭水化物の量です。
炭水化物は食後すぐに100%血糖に変わるわけです。
そうするとカロリー制限だけでは糖尿病はコントロールできないということになります。
しかし,今の日本の現状はカロリー制限をすすめて薬を処方するというのが現状です。
血糖値が上がる物を食べて,薬で下げましょう。というのはどうにも理にかなっていないように思うんです。
この本を読めばこれらの理論が非常に簡単明快に理解できます。
まさに目からうろこの状態でした。
この理論はそのままダイエットにも効果があると思われますので,低炭水化物ダイエットはかなり効果があると思われます。
私は1ヶ月半で5Kgやせましたが,毎食満腹に食べてその間には北海道でのグルメな1週間も含まれていますので,炭水化物を抜けば食べても痩せるというのは本当だと思います。
簡単に言えば,おかずだけを食べるんです。
おかずだけ食べて,糖質カットのビールや発泡酒を飲んでいますので,毎晩のように居酒屋状態ですね。
ププッ ( ̄m ̄*)
糖質が少ないナッツ類,チーズ,あたりめが晩酌の友になっております。
さらにウィスキーなど蒸留酒は糖質がありませんので,スコッチの美味しさを再認識して楽しんでいます。
その昔,青森にいるお酒の先生からいろいろなシングルモルトを教えてもらいましたが,その中でも格別に美味しいと思ったのがこれです。高級車ロールス・ロイスに例えられるくらい美味しいです。
ちなみに余市のニッカウィスキー工場にて,いろいろ試飲してみて余市10年とかもかなりレベルの高いウィスキーと思いました。
12年をお土産に買って,我が家でマッカランと対決させたりしました。
確かに日本の物も良いんです。
でも,マッカランには何かもっと深いものが感じられるんですね。
日本製のアコギもかなり品質も上がり作りなどはレベルが高いんですよ。
でも,ソロギターを弾いた時の倍音が溶け合う感じがどうしても違うんですね。
どうしても音が出てくるか。音楽が出てくるかの違いを感じるんですね。
マーチン,ギブソン,ラリヴィー,フォルヒの音は確かに音楽的な響きがあります。ソロギターの時に特にわかるんですね。
長年それを作り続けてきた文化の上に楽器はあるんだと思います。
ギターはただの工業製品ではないんですね。などと思いながらウィスキーを飲んで音楽を聞いたりすることが糖尿病はいいのでしょうか。
病院では糖尿病なら普通「お酒は禁止」というでしょうけど,糖質制限なら蒸留酒と糖質カットビールはOKです。
日本酒はだめですよ。
私は自分の体で人体実験をしてきました。
どうやって?
実際に糖尿病になった人が最初にすべきことがあると思います。
すべてを医者に任せるのではなく,自分の体に何が起きているかをまず知ることだと思います。
何を食べれば,血糖値は上がるのか。何は上がらないのか。
これを知るところから始まると思います。
それで最初にすべきは血糖値計を買うことです。
自分の体のことを自分で確かめるのですね。
カラー液晶に惹かれて最初は高いも安いもわからず買ってみました。
血糖値計測機の比較サイトもありましたが,情報だけでつぼを押さえていないものが多くて,これだ!という機種がわからないままこれを最初に買いました。
ちなみにこの画像にあるように,9月はすでに朝一番の空腹時血糖は80台が出るのです。
まったく正常人の数字ですね。
確かにカラー液晶はいいのですが,センサーは毎回使い捨てですので,1回いくらになるかがポイントでした。
これは1回147円くらいになりますので,割と高めでしょうね。
それと,ランセットといいますが,針をさす部分があります。
ぱちんと針をさすのですが,この時に針がぶれないものは痛みがほとんどないと言われています。
さらに血糖値系選びのポイントは採血量ですね。
量が少なくても測定できれば,針を深くさす必要も搾り出す必要もないので楽ですね。
それで,ケースも立派なワンタッチウルトラビューに1ヶ月以上もお世話になりましたが,この度買い換えました。
アキュチェック アビバ となんとも覚えにくい名前ですが,いいですね。
針が安定していて,痛くないんです。
血液の量が少なくてもOKです。ほんのゴマ粒くらいでOKです。0.6マイクロリットルでしょうか。
ウルトラビューとは血液量が半分でいいような感じです。
ストリップというセンサーの交換部分がまとめて買えば1枚100円くらいでしょうか。
これはいいですね。
ちなみに昼ご飯の後,2時間後血糖ですが140以下で正常人の範囲内ですね。
それで体調はすこぶる良いのです。
主食を食べないでおなかがすきませんか?
と良く質問されますが,実はすきません。
ご飯を食べた方がすくんです。
おなかがすくとというのは血糖値が下がったことで脳が信号を出すものです。
だから血糖値を高くしないのですから,下がったという信号はそれほど出なくて,おなかがすかないのです。
たまにわずかでも炭水化物を食べた方が夕方早くにおなかがすきますよ。
病院も最初のところは糖質制限をまったく知らないところでした。
泌尿器科ならどうかと思って行きましたが,そこも残念ですがカロリー制限に自信がある不思議な先生でここもだめでした。
糖質制限の本を見せると・・・「そういう変わった人を惹きつける本を書く医者もいるんだよ・・・早く食品交換表を買ってきてくださいね。」みたいなコメントでした。
中身を読んでもいないのにコメントするとはすごい先生です。
あまりすごい先生なので病院を変えることにしました。
(⌒Θ⌒)ぷぷぷっ♪
基本的に現在の日本は糖尿病に関しては,アメリカに比べて余りに遅れているのが現状だと思いますので,医者に頼るという方法では治療はしないようにして,糖質制限にある程度理解があればOKとして病院を探しました。
さらに,血液検査でヘモグロビンA1Cというのがありますが,これを即日教えてくれる病院を探しました。
また次の日に来なさいというのは面倒ですね。
秋田市内にようやくそういう病院を見つけました。
そして糖尿病発覚から1ヵ月半後の検査に行きました。
その数字ですが,HbA1Cは5.7%になっていたのです。
おそらくこれからも下がっていくはずです。
食後高血糖になっていないのですから,病気が進行する心配はありません。
後はすい臓が回復してたまにはラーメンとか寿司とか食べられたらそれもいいですね。
糖質制限に関してネット上には賛否があったりします。
しかし,糖質制限を推奨しているのも立派なお医者さんです。
私の父は35年間糖尿病の治療を医師の指導に従って,その間に3回倒れています。
そして,A1Cが7.0からほとんど下がったことがないと言います。
それは朝,昼,晩とご飯を食べているからです。
知り合いのある人は,最初は2型の糖尿でインシュリンそのものはすい臓から出ていました。
しかし,医師がインシュリンを出させる薬を処方したために,10年後ついにすい臓がインシュリンを出さなくなり今は1型というインシュリンが出ないタイプの糖尿病になりました。
それで毎食ごとにインシュリン注射をしているのです。
それで体調も悪く,食事はおなかいっぱい食べることは出来ないのです。
その方の奥さんも私が糖尿と知ると一生懸命食品交換表について説明してくれたのがせつないですね。
まじめな方ほど違う方向へ行ってしまう可能性があるかもしれません。
これは治療によって,1型になってしまった典型的な例ですね。
私たちは何か食べ物を食べると,胃で消化され,腸で吸収され,血糖値が上昇します。
その後すい臓からインシュリンが出て,細胞に血糖が入って行き,血糖値が下がります。
炭水化物や甘い物を食べ過ぎて,血糖が高い状態が続いてすい臓が疲れてきている時に,さらに出させる薬を使うか。
それとも少しすい臓を休ませるべきか。
私はすい臓を休ませる方を選びました。
詳しい理論はこの本をぜひ一読されることをお勧めいたします。
主食を抜けば糖尿病は良くなるという本には2種類あって,最初にリンクしてあったのは「実践編」という方です。
もっと,理論的なものを中心に知りたい人や医者に何を言われても動じないような理論を確立しておきたい場合はこの最初に出版された実践編ではない「主食を・・・」を読むのがいいと思います。
普通に理解できれば良いという場合は実践編が読みやすいですね。
もちろん私はオタクなので両方読みました。
さらに,レシピ集というのがあります。
これがまたアイディア満載なのです。糖質なしでこんな料理が出来るのかと驚くほどです。
我が家もおから料理のバリエーションは豊富になってきました。
毎日キャベツの千切りを短めにカットした物をご飯の代わりに,焼き魚と焼肉など楽しんで食べております。 さらに,男前豆腐は毎食食べています。「冷奴」がいいですね。寄席豆腐の「マブ」もおいしいですよ。
やはり,健康には知識が欠かせませんね。
薬なしで血糖値もA1Cもさがって,体調は非常にいいのですから。
それと,食後寝ると血糖値は下がらない傾向がありますので,寝る前には食べないようにします。
適度な運動も必要ですね。でも,運動だけで血糖値は下げられません。
運動や薬などで下げる努力をするのではなく,血糖値は上げないようにするのが一番です。
すき屋の牛丼ライトなんて誰が食べるんだろうと思っていたら私のためのものでした。
これも血糖値はOKです。
「(≧ロ≦) アイヤー
私の人体実験では,ご飯はもちろんですが,ラーメン,そば,パンは当然だめです。
でも,びっくりドンキーのハンバーグはOKでした。
焼肉もたれが多少甘くても大丈夫でした。
王将の餃子は皮が厚いのでだめでした。やはり血糖値が少し上がります。
糖質カットビールと一緒なら少し行けるかも知れません。
(アルコールで血糖値が私の場合は少し下がります。)
実はGTFクロムなどサプリメントも使ったりしたのですが,それは決定打ではありません。
トランスファーファクターを寝る前に使用すると,飲み忘れた日に比べて朝の血糖値が少し低くなると思います。
サプリメントは補助ですね。
自分の体に高血糖になるものをいれながらサプリメントを取ってもそれは無理というものです。
もしそれでも血糖値が下がる薬があるとしたら,そのくらい強い薬を長期間使って大丈夫なのか?という話です。
大切なのは,本質は何かですね。
糖質制限がメインです。他のものは補助ですね。
すい臓の回復にはトランスファーも役立っているように思います。
自分は現在正常だけど将来はちょっと心配という人は,晩ご飯だけご飯抜きにすればいいと思います。
夜は後動きませんので,ご飯の糖質を抜いて食べた方がいいと思いますよ。
すい臓に休暇を与えましょう。
血を取ったりするほどではないけど心配な方は食後2時間くらいでこの尿検査をしてみてはどうでしょうか。
最後にこの糖質制限普及のために尽力している江部康二先生に心から感謝いたします。
参考になるサイトをいくつか紹介いたしますね。
このブログを毎日読んでいると確かに理解が増して行きますよ。
朝血糖値が高い人は何が原因かすぐにわかるようになってきます。
カステーラさんの実験は非常に勉強になります。人体実験ですので,ある面でギター実験室を越えたリアルさがありますね。
糖質管理がいいか制限がいいかは難しいところですね。
チョイマルオヤジさんのブログですが,出てくる料理がすごいのです。
何を食べると上がるのか捨て身の人体実験はやはり興味がありますね。
奥様のレシピがすばらしいです。
健康を保てるようになると,自尊心が向上して物事の見方が少し上向きになりますね。
理由がわかるまで求め続ければ,きっと答えは与えられますね。
ラジャ!( ̄- ̄)ゞ
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