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niioka

タク録の限界に挑戦 たぶんその1

更新日:2019年3月13日


自分の部屋でもこのポイントに注意すればいい音で録音できますよ。 CDだって作れてしまうと思います。 タク録の限界に挑戦です。(たぶんその1でしょう。)




タスカムのDR-1などマイク内臓のメモリーレコーダーで録音してもそれなりにいい音では録れます。

https://www.amazon.co.jp/dp/B0013K58DU/#_swftext_Swf





でも,もっとやってみるとどうなるのでしょうか。



( ̄~ ̄;)ウーン・・・




マイクスタンドを2本立てて,コンデンサーマイクを使って,ベルデンケーブルでつないで,マイクプリアンプが付いていてファンタム電源をマイクに供給できるタイプのレコーダーで,24ビットで録音して,普通のオーディオ編集ソフトではなくやはり,DAWと呼ばれるソフトを使って編集して,ソフトでリバーブをかけて,それを16ビットステレオにミックスダウンしたら・・・・。



いい音が録れると思うんです。



でもこれは機材も結構使いますので,まったくの初心者には少し敷居が高い感じもありますね。



でも,やってみました。

すると・・・。


これがいい音なのです。


w(°o°)w おおっ!!と皆さん言います。



これが本当に自宅録音でしょうかという気持ちになったりします。

プロがスタジオで録ったものよりもいいかも?



では,録り方を説明します。この度は写真が都合によりないのですが,わからない場合はネットで調べてみてくださいね。


ステップ1 マイクスタンド2本 これは何でも良いですね。


ステップ2 コンデンサーマイク これは単一指向性というのが良いんです。


どうしてかと言いますと,双指向性などの場合は表の音も裏の音も拾います。 無指向性になると回り全部の音を拾います。こうなると完全に部屋のいろんな音をシャットアウトできないとだめになります。

それで,単一指向性の物が良いと思いますよ。 最初はマイクのメーカーなどはこだわらずに,コンデンサーでなくても良いです。

普通のダイナミックマイクでもOKです。SM57が2本あるならそれでもOKです。


実はマイク以上に大きな要素がありますので。


ステップ3 マイクケーブルは当然キャノンーキャノンです。 ベルデンでもカナレでもいいと思いますが,私はベルデンを使います。短い方がいいので,あまり長くないものを特注です。


ステップ4 レコーダーでキャノン端子が付いているもので,ファンタム電源もとれる物となると限られてきます。

理想は,コルグMR-1000がいいと思います。

でも庶民の私にはちょっと高いのです。


と言いながら将来買うかもしれません。


ププッ ( ̄m ̄*)


しかし,MR-1000はハードディスクなので,私はメモリーレコーダーが庶民的には便利でいいと思っています。

そうなると・・・。

こういう機種がありました。


でも生産完了なんです。


中古でも何とか探せば見つかるかもしれませんね。

この後継機種のCD-2eというはマイクがキャノンで直接入らないようです。



それで,古い方のCD-2を私は選択しました。


これにCFカードの2Gを積みます。音楽を録音する場合は最近のメモリーはハイスピードが多いのでいいのですが,昔のは遅いものもありますので,音とびの場合はメモリーも疑ってみましょう。


ステップ5 メモリーをPCに移動して編集ですが,DAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)というソフトがあります。

それも簡単なものでは,アレシスのミキサーにおまけで付いていた CUBASE LE です。 他にもZOOM製品やサウンドブラスターなどにおまけで付いてきますので,探せば家にあるかもしれませんよ。


でもこれは少し使い方を理解しないと使えません。


o(T□T)o


録音したWAVEファイルを新しいプロジェクトの上にドラッグ&ドロップします。

そのサウンドファイルをダブルクリックするとオーディオ編集が可能です。

右クリックして出てくるコマンドで何とか編集します。

フリーのオーディオソフトとの違いは,音質の劣化が極めて少ないことです。 音量を上げても歪みなどはほとんどわかりません。

そして,EQも少しかけます。

そこへ,ソフトリバーブです。

DAWのいいところは再生しながらリバーブのパラメーターをいじって,音を決められるところです。 再生しながら,音質を変えられるんですよ。便利です。


d(>_< )GOOD!ベリーね!


リバーブも何でもいいと思いますが,プラグインというもので,別売りのリバーブだけのソフトを入れます。

そうすると,かなりの高音質なリバーブが可能になります。

リバーブの音はソフトリバーブの方がきれいに仕上がると思います。



納得の音質になったら,書き出しをします。

16ビット,44.1KHz ステレオに落とします。

というステップですので,アコギ弾きの方には結構敷居が高い感じもあります。


パソコンに強いか,もともと,DAWとかDTMなどをやった経験がある方は出来るのではと思います。


私もトーシローでかなり試行錯誤しましたが,何とかなりましたから。


(ノ^_^) ハイ!



この中でもっとも大切なのは,実はマイク位置です。


ここさえ押さえれば実は他はそれほど重要ではないとも言えます。

逆にここを間違えばすべてをそろえてもそれほどの音が録れない可能性もあります。


マイクをギターにどうセットするかです。

この上の図のように左右からXY型にマイクをセットします。 ヘッドホンで聞きながら,一番輪郭もあり,箱なりもあり,いい場所になるようにマイクの位置とギターとの距離を何度も移動して煮詰めて行きます。


この作業に30分から1時間くらいかかるときもあります。


この図の下のように普通はマイクを2本ただギターに向けたくなります。


でもそれはベストではありません。



どうしてかと言いますと・・・。

録れる音がどう違うかをイメージにした物が下です。


XYでセットすると,マイクの2本に一部同じような音が録音されます。 これが弦の音色の厚みを作り出します。


マイク2本をまっすぐに向けると下の図のようにステレオ感は広がりますが,弦の音色が薄くなります。


これはギター的にはいただけない音です。


モノラルの高級コンデンサーマイクで録って,後ろにアンビエントと称してステレオ感を足すような録音の仕方をする人が結構います。

もしかしたら,ギターマガジンの録音風景もそういう感じです。

残念ですが,あれはいい音だとは思いません。


あれだと音楽を作るという録り方ではなく,その場の音を記録するという録り方だと思います。


音楽を作るというイメージで録音もする必要があると思います。

その辺が良くわかるのはエド・ガーハードの自宅スタジオです。


このDVDは非常にその点を理解できますよ。

このステップをなんとかこなしてついにタク録のあるところまで行ってみました。

ここまで出来る人がどれくらいいるかわかりませんが,音源をMP3にしてみました。

実は岸部さんも,赤坂工芸もいい音だと言ってくれたんです。

では,そのタク録の音源をどうぞ。






このリバーブの絡むような深さがなんとも良いですね。

いい音で録れてはじめてアコギの良さも伝わる気がしますね。


マイク位置こそアコギ録音の命ですよ。



皆さんもやってみてくださいね。

マイク2本でXYですよ。


その次に編集ソフトかな。それからマイクの機種,レコーダーの機種という感じでしょうか。



自宅でオタク録音の世界は誰にも邪魔されず幸福なひと時なのでした。

演奏も向上すると思いますよ。


ラジャ!( ̄- ̄)ゞ


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