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niioka

究極のカポかも NSカポ そして 移調ができる! グライダーカポ

更新日:2019年3月13日


これは究極のカポかもしれません。 アコギがますます楽しくなるカポを2つご紹介します。


No1 スタインバーガー博士デザイン NSカポ No2 転調ができる グライダーカポ どちらもすごいですよ。




私はカポオタクかもしれません。 というかどうしても,アコギはカポを使います。


アコギの魅力は開放弦にあるわけですので,カポを積極的に使って音色を出したいわけです。 カポなしで弾ききれたとしても,カポありのサウンドにメリットがあるように思っています。


ジャズ系の方々は,カポなど論外という方もいるかもしれませんが。


v(ー_ー)チッチッチッ

アコギにはアコギの鳴らし方があるというものさ。


でも,これまでいろんなカポを買ってきたのはどうしても,これでOKというものがなかったからだと思います。



どれも一長一短というところです。



G7がかなりいいと思いましたが,問題点もあります。


まずは重い。値段が高い。そして,止めたい所からわずかに戻ります。 ギューッと締めても最後に,ポヤンと少しの戻りがあります。

それは,ネックの裏側をゴムの点接触(線接触)で支えているためにゴムの弾力による戻りが少しあります。


これがいやですね。


音色をきれいにして響かせるという点ではG7がいい感じでしたが,やはり,ゴムでいくらかダンプされている感じは残ります。 倍音が少し減るように感じますね。



そう考えると,やっぱり値段と使いやすさでシャブになります。 これも上の写真の黒い新しい方がゴムが柔らかいせいかダンプが大きいような気がします。



生徒さんの立場からすると値段も重要ですね。

でも,安くてもゴムカポは本当は安くありません。 ゴムが切れますから。


本当にいいものがないでしょうか。



しかし,ついに出会ってしまったのです。


これは文句がありません。

素晴らしいとしか言えません。

さすがはスタインバーガー博士です。


\(  ̄∇ ̄)/ エーーーッ!


スタインバーガー博士を知らない方のためにミニ知識です。 ヘッドがないギターを見たことがありますか。

ナットまでしかなくて,ボディが小さいギターです。

あれはスタインバーガーと呼ばれて一世を風靡しました。


そのNSカポです。




何といっても軽いのです。


そして,締め付けが自分の好みでできて,そのスムーズさはビクターカポの比ではありません。 チョーなめらかです。




そのねじの位置もいいのです。 ビクターはねじ頭も大きくて位置が上なので,私の場合,上からFを握る時に親指にぶつかることがあるのです。


そして,値段です。

安いのです。シャブと同じくらいです。(3000円以下ですよ)


「(≧ロ≦) アイヤー


実際に使ってみます。


♪ ポロローン





(; ̄Д ̄)なんじゃと?


音の芯があります。 まるで開放弦のような響きです。


教室でシャブやG7と交換して比較してみましたが,皆さん違いを感じます。 このカポはいい音であると皆さんいいます。


ネジは止めたい所で止められますので,固い音にきっちり作れます。

これは傑作です。この軽さもかなり関係があると思います。


おそらくテストした人はみなこのカポを選択すると思います。 2万円のカポも存在しますが,もしかしてこのカポの方が性能が上かもしれません。


近くに売っていなくてどうしても,ほしい方は個数がまとまれば相談に乗れるかもしれません。


一応楽器店で注文してみてはどうでしょう。




このなめらかなデザインと軽さ。 久々に惚れました。


すでに中川イサト師匠はこれに乗り換えたようです。 このカポのもうひとつ優れているのは幅です。

長いのです。



これだと指板のアールも見事にとらえますし。

この指板はラリヴィーの44ミリです。



クラシックギターにも使えるのです。



アコギ用とかクラシック用とかそれぞれのシャブを買うことを考えたらこれ1個で済むならこれは良すぎます。




ぜひぜひ,強力プッシュするカポです。


ちなみに,G7と交換してくれという生徒さんがいて交換してあげました。

私も交換してもいいと思いました。






もうひとつすごいカポがあります。



グライダーカポと言います。



アコギの泣きの一つは,半音転調です。

ロック系の音楽では曲の最後に全体が半音ずつ上がっていく場合があります。


最近のJ-POPでもよくつかわれますよね。ミーシャのエブリシングもそうですね。

エレキとかベースとかはいいんですよ。パワーコードとか単音弾きは半音上がりもいいんですよ。



テンションが緩めのエレキであればセーハが続いてもいいんです。


でも,アコギでこれを再現するのが大変です。



ストロークでもAmの曲が半音上がってB♭mになるとセーハし続ける必要が生じます。


これはアコギ弾きにはかなり苦しい状態になります。



また,コードストロークならまだ半音転調でも弾けますが,ソロで半音転調ならおそらく弾けなくなります。



ここが,アコギの一つの弱点でもあると思います。



それを克服できるカポです。



どうでしょう。 見た感じで使い方がわかるでしょうか。




こうやって開いてセットします。




説明書によりますと。

表側から右手で滑らすこともできるし,左手親指で滑らせることもできるようです。

少し練習するだけで,一気に半音上げの技が身に付きます。





取り付けた感じです。

もう少しまっすぐにしますよ。


この度は新岡ギター教室WEB初の動画にてお届けしようと思います。

ファイルはAVIという形になりますので,メディアプレイヤーがあれば再生できると思います。 再生が難しい人は,それぞれのプレイヤーのオプションからファイルの種類をチェックしてみてください。

曲は昔懐かしい,アルフィー風のものです。 星空の・・・ですが,最後の方で半音上がります。


最初の動画は普通に弾いた場合です。 セーハの嵐になりますが,これをなんとかするために練習したのが良かったと言えば良かったのです。


これでセーハの連続も弾けるようになったのかもしれませんので。


普通に弾くと非常に苦しいセーハの連続の場合


今度はグライダーカポを使った場合です。



どうでしょうか。

どの教室でやっても笑いが出ましたよ。


(* ̄m ̄) ププッ


こういう商品を開発するために男たちが集まって協議している姿を想像するとおかしい気がします。

こういう生活必需品からかけ離れたものを作るために一生懸命な姿にアメリカのゆとりを感じます。


いかがでしょうか。 カポによってアコギの世界はさらに広がるのでした。

O(≧∇≦)O イエイ!!

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