つつついに完成しました! これは究極のピックアップか? その名は デュアルNA と言います。
O(≧∇≦)O イエイ!!ついに出来たんです。
これまで,私が様々なピックアップを試していることはこのHPをご覧になればわかると思います。そんな,ピックアップオタクの私が自信を持ってオススメするのは,私も開発に参加した, 啓陽製 デュアルNAです。こういうのは今までなかったと思いますよ。
2004/11/24追記 これまで,多くのエレアコ,ハイランダーのインブリッジ,LRバッグスのデュアルソース,アイビーム,M1などを使用しても満足できなかった多くの方々が,デュアルNAで満足した報告を寄せてくださっています。
これがデュアルNAのメリットです!
1 ステレオエンドピンジャックに3.5ミリのTIP用,RING用のそれぞれのジャックが付いているので,面倒なハンダ付けなどなしで簡単に接続,入れ替え可能。
※TIPのジャックはボックスの角に付いていますので,取り付けた後ボディの内部を手探りで作業しても,どっちかわかるようになっています。
2 エンドピンに直接,プラグインできるので,接点でのトラブルを減らす事が出来ます。シングルコイルのピックアップを使う場合にこれは,特に効果的です。
3 付属のコンタクトピックアップは音に定評のある啓陽製KM800がベースです。これにさらに,トップ振動を忠実に拾うために,今回開発されたコンタクトブレイシングと呼ぶ木製のカバーを取り付けます。(実用新案,意匠権出願中)
これにより,ギターの最も重要な要素である,トップの鳴りを通常のコンタクトピックアップの音よりも,はるかに忠実に捉えることに成功しています。また,同時にレンジも広くなっています。
4 パッシブでも出力が大きいので,電池なしでそのままプリアンプまでつなぐ事が出来ます。パッシブのマグネチックとの組み合わせだと,最小限の加工ですので,ショップに頼まなくてもきっとご自身で取り付け可能です。
セット内容
1 コンタクトマイク 2 デュアルNAエンドピンボックス 3 コンタクトブレーシング 4 延長ケーブル(サンライズなどケーブルが短い場合に使用します。※NEO-Dなどシングルコイルは短く切らずにエンドピンまで1本のケーブルで繋いでください。) 5 プラグ3.5ミリ (NEO-Dなどはケーブルを切ってこれを付けます) 6 両面テープとケーブル押さえ
コンタクトブレーシングの付け方。
※これはわかるように表に貼っていますが,普通は裏に貼り付けますよ。
ここで簡単にアコギの音をピックアップで拾うのがなぜ難しいかをおさらいしておきましょう。
アコギは,まず, 1 最初に弦が鳴り,
2 サドルに伝わりブリッジボードが鳴り,
3 トップ板が鳴り,
4 バック&サイドが鳴り,
5 サウンドホールから音が出てくるというわけです。
これらの音が複合で絡み合ってアコギの音が出来ているのに,その1点だけを取り出してアコギの音にしようというのが,少し無理な話ではないでしょうか。
これまで市販されているピックアップはこの,どれか1点を拾う物がほとんどです。サドル下のインブリッジピエゾはまさにその物です。それだけでアコギの音にはなかなかなりません。
それで,これらの二点を拾って,混ぜるというアイディアがあります。
これまで,いろんな組み合わせが考えられてきました。
マグとエアーマイクとのブレンド,マグとピエゾ,ピエゾとエアーマイク,などなど。
結局その人のギターのスタイルによって,それぞれの長所を活かすという形になります。ピックアップ単体で良し悪しがあるわけではないと思います。バンドなら,ハウリングに強いインブリッジを使うのも良いと思います。
でも,アコギでソロギターの人にはどのタイプがいいのでしょうか?
私のオススメは,低音を拾うためにマグネチックを使い,高音の風味とボディアタックのために,ピエゾのコンタクトタイプが良いと思います。
コンタクトでトップ板の振動を忠実に拾うというのがカギです。。 ちょうど2ウェイスピーカーのような原理になりますね。 だから,少しハイ上がりのコンタクトの方がバランスが取れますね。 これは,本当にアコギらしい音がしますよ。 でも,2つのピックアップの音をどうやって出力するのか。どうやってブレンドするのか。 これがまた,プロでも悩むところです。 (ー'`ー;) ウーン それを解決するのが,このデュアルNAなのです。 デュアルNAのどこがすごいのか,少し解説しましょう。 おそらく世界初かと思われるもので,(知らないだけか?)エンドピンに,TIPとRINGの3.5ミリジャックが付いているのです。これによって今まで,接続などの問題でトラブルが発生していたのを大幅に解決できます。 また,ボックスがアースに落ちているので,ノイズ対策にもなっています。 また,今まで通常のエンドピンの場合はハンダ付けした後に,TIPとRINGを入れ替えたくてもハンダを付け直すという大変な作業がありましたが,これは差し替えるだけです。 これは大変便利ですね。 ピックアップを取り替えて実験してみたい場合や,最初は1つのピックアップだけで後から2つにしたい場合など,もOKです。 マグとピエゾをブレンドできる機械で,価格的にリーズナブルな物はBOSS AD-5があります。値段が上がればいろいろありますよ。 このデュアルNAからステレオケーブル,Yケーブルで2つのフォン端子に分離して,AD-5のピエゾとマグにそれぞれ入れます。 ボリュームを独立してコントロールできます。
2008/5/1追記
この手のケーブルは現在は使っていませんよ。
もっとグレードアップしていますので。
このデュアルNAにマッチするマグネチックピックアップはサンライズS-2でも,フィッシュマン・レアアースでも,OKです。
この音を聞きたい人はサンプルCDをご利用ください。
私的には今の所,フィッシュマンのNEO-Dがオススメです。なんと言っても安いのに,音はいいのです。
レンジが広く音質もナチュラルで,普通のマグネチックよりもいくらかピエゾ風の味付けになっています。
それで,コンタクトピエゾとの相性がいいのだと思います。
また,NEO-Dにするメリットの一つはパッシブの組み合わせになるということです。
私はギターに電池を入れたくないのです。(重くなるし,演奏途中で切れたら (ノ_・、) ですよ。)
この組み合わせはとてもいいです。
これですと,プリアンプもエフェクトも含めた,費用はかなり安くて本格的なピックアップサウンドを実現できます。
皆さんが持っているギターの値段から考えたら,これくらいのピックアップ費用は高い物ではないと言えますよ。
もちろん私も機材をあまり持って行けない時はいつもこれだけでライブをします。
デュアルNAとAD-5とクラリオンのミニPAとの組み合わせは携帯用としては今の所ベストですね。
ピアノとの競演もソロギターもこれでOKです。
2008/5/1追記
初心者には迷わず,MIXPROをオススメします。
NEO-Dハムバッキングとニコピンでかなりの音が出ますよ。
このシングルタイプのデュアルNAは現在,ツインタイプのニコピンに切り替わっています。
もしあなたが雑誌の宣伝などを見て,ハイランダーとか,LRバッグスとか,オベーションなどの選択肢で迷っているとしたら,ぜひ,遠回りせずにデュアルNAを選択することを希望します。
みな同じ道を通って,ついに辿り着く結論があるということをぜひ忘れないでくださいね。
(≧∇≦)b OK!
一足先にこのセットを使っている方からのレポートをお伝えします。
・・この音は素晴らしいです。 AD-5からクラリオンにつないで出してみましたが、リバーブやコーラスがなくてもいけます。 いままでのピエゾはエフェクトでなんとか聞けるようにごまかしていた気がしますね。 長野ーH
購入方法です。
現在はニコピンに切り替わりました。ご希望の方は下のフォームからメールをください。
発送は全国一律送料500円のエクスパックになります。
また,ベルデンのステレオケーブルとYケーブルも必要な方は在庫がありますので,相談ください。
でも,これが本当にどれくらいい音なのかしら?と思う気持ちもわかります。
ぜひ,そんな皆様のためにサンプルCDを作ってあります。
(サンプルが現在はご利用いただけません。すみません)
これを聞いていただければ,かなりわかると思いますよ。
※PCでは音に限界がありますので,誤解がないようにCDで作りました。
2008/5/1追記 このCDもかなりの程度参考になると好評ですが,プリアンプもピックアップもこの時代からかなりレベルアップしています。 でも音の違いやエフェクトの雰囲気の近いなどは参考になると思います。 新しい情報を参考になさってくださいね。
Comments