ギターで美しいメロディー,涙が出るほど感動する演奏とアレンジならこの人です。 叩くこともなく正統派の演奏テクニックで感動させます。これはひとつのスタイルですね。
98年の3月だったと思います。ハワイの帰りに東京は青山でライブを見ました。
それは,日本からは中川イサト,小松原俊,アメリカからはヘッジス亡き後叩き系の第一人者であった,プレストン・リード,さらに正統派エド・ガーハードが出演する日米のトップギタリスト4人が繰り広げるライブツアーの初日を見たのです。
右側の方には日本のプレス関係者が沢山座っていました。
それぞれ1時間近くを演奏する4時間以上に及ぶすごいライブでした。
そのすごい演奏の中で後々でも思いだせるすばらしい演奏は,エドの弾いた「ザ・ウォーター・イズ・ワイド」です。
本当に美しいメロディーと完璧なまでの演奏でした。
彼は演奏前にチューニングを徹底します。
何度も合わせて,出だしを弾いて,また直して,また弾いて,OKになるとそのまますぐに弾きはじめます。
エドの演奏の特徴を説明すると,美しいということです。
(ノ^_^) ハイ!
とにかく,アレンジも演奏もすばらしいです。
どちらかというとオリジナルよりも,アレンジの美しさに惹かれます。
ギターのテクニックを磨くというよりも,音楽のセンスを磨くということの方が意味が大きいと思いますよ。テクニックはいつかそれなりに上がっていくと思います。でも,センスはもっと難しいです。
どの時点で,良い音楽なのか。
このアレンジのどこが改善点なのか。
それをすぐに感じるようなセンスは,その人が聞く音楽とかなりの関係があるように思います。
ぜひ,エド・ガーハードのアレンジを聞いて欲しいものです。
一部試聴できます。
ウォーターイズワイドのオリジナルはこのCDで聞けます。
このCDはキレイな曲が多く,親しみやすいものです。
以前に押尾コータローも雑誌でこのCDを推薦していました。
岸部眞明も別の所で彼を推薦していましたし,小松原俊はエドとは友人ですね。
さらにもう一曲すばらしいアレンジがあります。
過去最高のムーンリバーを聞かせてくれるアルバムがあります。
このアルバムはかなりギターの音が良いですよ。
これまでムーンリバーはどれほどの人が歌い,レコーディングされてきたでしょうか。その中でも最高の方に入る気がします。
彼が弾くThe Water Is Wide はあまりにすばらしいです。
それがDVDになり,弾き方までインストラクションしているのです。
この中でエドの話す内容が字幕ですべてわかるので,演奏的にも参考になりますよ。
山の中にこういう自宅スタジオを持つというのはひとつの理想ですね。
個人的には彼のスライドギターはそれほど好きではありません。
(^∧^) スミマセンです。
だからアレンジもののCDの方が良かったりします。
ぜひ,エドを聞いた事がない方にはオススメします。
アコギバラードの弾き方はこの人ですよ。
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